動画とナレーションを同時に収録するための基本システム

友人に高フレームレートでのSTGゲームの録画とその実況を収録するにはどうすればいいか、相談を受けたので簡単に説明してみることにする。一例として据え置き型家庭用ゲーム機を利用した実況録りのシステムを組んでみた。必用な物はビデオキャプチャーカードであるが、基本的なコンポジット(黄)とS端子の他、アナログ・デジタルのTVチューナー、最近ではD端子や（ハイエンド製品に限るが）HDMIなどを入力端子として備えている。どのようなキャプチャーカードを選択するかは、録画するPC（ディスクトップかノートかまた拡張スロットの有無）および出力器機の対応状況によるであろう。自宅で収録するのであればディスクトップで内蔵PCIスロットのものを選択すればいいし、外出先のイベント等で録画したいのであればUSBの外付けビデオキャプチャが必用である。ここでは、自宅でPCが2台ある場合を想定して、ゲームプレイ時のモニタリング用のTVを見ながら録画用ディスクトップで動画を収録する。これは、ビデオキャプチャボードを通じて入力した映像がディスプレイ表示された時のラグでまともにゲームができない事態を防ぐためである。また、HDD書き込み遅延やメモリ・CPUの過負荷による無用なトラブルを回避するために、別のノートPCでナレーション音声を録音し後から動画編集ソフトで合成することにした。