Cell BE Cluster 好評稼働中

エラー続きだったのに、再設定したらあっさりとMPIの送受をしてくれた。

Yellow Dog Linux 5.0 for PLAYSTATION 4台
Ubuntu 7.04 2台

の2セット計6台が稼働した。残り2台をFedora7時期的にFedora8にするかもしれないが、
ディストリごとにベンチマークとって、異なるディストリ間で通信がうまく通るかを確認して、
Cell BEのPPE/SPEプログラムとの連動をとる。
ただし、各ディストリで使用できるCell SDKのバージョンがことなる。

YDL 5.0 (元がFedora Core 5)-->Cell SDK 1.0 (2.1)
ゴリ押しでFedora6のパッケージを入れることで、2.1が使えるが
yumのレポジトリを封印しないと、関連するライブラリなどに依存関係のトラブルが出る。
この3種のディストリの中では一番軽快に動作する。
さすが、PS3用にカスタマイズされただけのことはある。

Ubuntu 7.04
そもそも、IBM公式のDebian系のCellSDKはない。
有志が移植したパッケージでCellSDK2.1まで使用できる。
3.0も時間の問題か?
Ubuntu 特有の問題として初期ではrootのパスワードがない。
初心者がシステムを破壊してしまわない配慮らしいが、
いちいち、sudo (すーぱーゆーざーどあ)コマンドを付けて
管理者権限を得るのはめんどくさいし、MPI利用時には支障が出るので、
user $ sudo su -
root # passwd
にて、ルートのパスワードを追加しておく。
これで、SSHの鍵設定を行ったりすることができる。
しかし、一般ユーザー時にsuといれて「ごめんなさい」といわれてもこまる。

Fedora7
RedhatELの開発版であり、新しい技術やその資料、バグ修正が豊富。
その分パッケージが大きくて、インストール直後はメモリ負荷が大きい。
パッケージカスタマイズが必要。
しかし、CellSDK3.0が正式対応している。利用者も多い?