続・PS3でfedora8

PS3のディストリをfedora8に移行して3日目ですが実は3回再インストールしてます。(インストールについてはhttp://d.hatena.ne.jp/hoehoe2nd/20071110/1194679723を参照)初回インストールにデフォルト設定でフルパッケージ選択したところ、Xen関連のエラーが出てストップしてしまいました。次にミニマム構成で、LVMを外して boot, swap, / のパーティションを設定しインストールしたときは、なぜかブートができませんでした。現在はデフォルトのLVMありでXen無しでミニマムインストールし、必要なパッケージを後から追加して使っています。Fedora7と比べてGUI環境が重くなったと思います。デフォルトのサービス自動起動onのままだと、パソコンとしてはまず使用できないと思うので。(私の場合の)最低限必要なサービス、



(PCクライアント利用のとき)
anacron
crond
haldaemon
messagebus
network
rpcbind
rsyslog
sshd

クラスタリングのとき追加)
[NFS]
nfs
[NIS]
ypserver
yppasswd
ypxfrd
ypbind



程度をオンにしてます。クライアント機で利用しているとき、GUIでのアイドリング持に130〜150MBを物理メモリに、30〜100MB程度swapを使います。GNOMEですが初めのログイン時に比べるとそれほどストレスを感じなくなりましたが、それでもいくつか同時にアプリケーションを起動させると突然ハングしてログイン画面に戻されたりします。もちろんランレベル3では快適に利用できます。やはり、LVMがメモリを食うのでしょうか、これは何とか無しでインストールしたいです。


64bitのppc用fedora8ですがプログラムが開くまでに(メモリにロードする?)時間が長く、Xのウィンドウが立ち上がると、そのソフトウェアに関しては割とサクサク動く感じがします。ディスクトップの壁紙は時間帯で色が変化?というか壁紙が切り替わります。



Fedora7のときはプロセッサ1までだったのが、今回は3つ目が検出されています。これはSPEを表わしているのでしょうか?



不要サービス停止後のアイドリング時リソース情報。



Cell SDK 3.0 のFedora7向けバイナリをそのまま流用することができました。ダウンロード先やインストール方法についてはやはり、Fixstarsのサイト
http://cell.fixstars.com/ps3linux/index.pp/Cell_SDK_3.0%E3%82%92%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%99%E3%82%8B
が情報量が多く日本で一番参考になります。

IBMのサイトから適当ディレクトリ(ここでは/home/user/tmpとします)に下記の3ファイルをダウンロードし、
http://www.ibm.com/developerworks/power/cell/pkgdownloads.html

cell-install-3.0.0-1.0.noarch.rpm
CellSDK-Devel-Fedora_3.0.0.1.0.iso
CellSDK-Extras-Fedora_3.0.0.1.0.iso

まずルートにてrpmファイルをインストールします。
# cd /home/user/tmp
# rpm -ivh cell-install-3.0.0-1.0.noarch.rpm

すると、/opt/cellというディレクトリができるのでこの中にあるcellsdkというインストール実行ファイルを起動させます。このとき、オプションで指定するのはisoファイルのあるディレクトリであって、イメージファイルではないので注意。
# cd /opt/cell
# ./cellsdk --iso /home/user/tmp/ install

対話式でコマンドを聞いてくるので
yes
1

と順に入力。
上手くいかないとき編
インストールが始まりますが、もしエラーが出てストップしたときは、yum grouplistにCell関連パッケージ群が追加されていますので、
# yum grouplist
# yum groupinstall 'Cell Performance Tools' 'Cell Runtime Environment' 'Cell Programming Examples' 'Cell Simulator' 'Cell Development Tools' 'Cell Development Libraries'

これでCell SDK 3.0 がインストールされ、Cellプログラミング可能となります。



環境によってはデフォルトでオーディオデバイスが検出されないorドライバが見つからないことがあるようです。GNOMEのグラフィカル環境であれば

システム>管理>サウンドカードの検出

で認識できるかと思います。fedora7以降、ディストリイメージ内にPS3バイスのドライバが組み込まれているのであまり気になることはありませんが、最新のADDONに含まれるのドライバを利用するのも手かもしれません。

また、Fedora8ではカーネル2.6.23であり、以前のように長押し終了しなくとも正常に再起動・シャットダウンを行うことができます。