PS3・Fedora8はXFceで使うと吉

PS3 でFedora8の標準ディスクトップ環境であるGNOMEを利用していると、あっという間にメモリ使用率が100%になって、swapに読み書きするのでいくつかのアプリケーションを起動させると、ハングして強制ログアウト(ログイン画面に戻されます)します。他のディスクトップ環境はどうだろうと思いディスクトップ切り替え機能で切り替えてみました。環境によってはインストールされていないかもしれないので

# yum install switchdesk switchdesk-gui

でインストールされているか確認。インストールされていれば、
システム>設定>ディスクトップ切り替えツール
□現在の画面のみに変更を適用(チェックを入れる)

GUIが利用できます。「現在の画面のみ」と書いてありますがログアウトして再度ログインするまで設定は反映されません。その後は再度ログアウトしても、ずっと反映されます。
コマンドで切り替えるときは
$ switchdesk KDE
のように入力します。いずれの場合も一度、Xを落とすかログアウトの必要があります.


今回試したのはGNOME, KDE, XFceの3つになります。実験方法はyum update 起動中にgnome-systemm-onitor, firefox, ファイルマネージャーを開き(クライアント利用で頻度が高いと想定)メモリとswapの占有率をチェック。アイドリング時と比較しました。また、実際にユーザーが利用時のイライラ度を主観的に書きます。

ディスクトップ環境アイドリング時
メモリ使用量
アイドリング時
スワップ使用量
yum update中
メモリ使用量
yum update中
スワップ使用量
GNOME150MB35MB180MB230MB
KDE145MB10MB160MB190MB
XFce140MB5MB170MB100MB

てな感じで、動作が軽い順にXFceKDEGNOMEとなりました。また、GNOMEは上記のアプリケーションを同時起動させるとハングして強制ログアウト。正直、作業の度にこれではイライラしてしまいます。KDEはそこまでいきませんでしたが多機能な分やや重たく感じました、私はKDEはあまり使っていないのですが、PS3 Fedora8においてはGNOMEより軽量で優位な気がします。本命(?)はよくLIVE CDなどの軽量ディストリで見かけるXFceディスクトップ環境。XFceは前述のアプリ多重起動中でも比較的軽快に動作しかつまだ余裕がありました。使用感はYellow Dog Linuxubuntuの標準システムに近い感じを受けます。また、KDEディスクトップを切り替えただけではメニューは英語表示のままで、XFceGNOMEのメニューとほぼ同じ項目で日本語表示されました。もちろん、どのディスクトップ環境でもGNOMEやKEDのツールは利用できるので気軽に切り替えて試してみることもできます。ディスクトップ環境の設定はインストール時にシステムデフォルトを決めるか、ユーザーごとに設定する方法があります。


PS3 Linux ディスクトップ軽快さランキング(私見

[軽い]
1:YDL(E17)
2:Fedora8(XFce)
3:ubuntu(GNOME)
:
:
:
4:Fedora7(GNOME)
5:Fedora8(KDE)
6:Fedora8(GNOME)
[重い]


軽量なXFceでもGNOMEKDEのツールを利用できる。