タンパク質機能解析のためのバイオインフォマティクス

藤博幸先生の『タンパク質機能解析のためのバイオインフォマティクス』を読んだ。この本ではアミノ酸配列、立体構造、ゲノム等のデータ比較することから得られる進化的情報からのタンパク質機能解析について書かれており。特に分子進化、生化学・生物学的機能の解析手法について、その考案者や手順について具体的に説明されている。読者の対象が学部3・4回生〜院生とあることから、専門用語や略語はある程度理解しておく必要がある。はじめにのところに「アラインメントやデータベース検索のアルゴリズムなどバイオインフォマティクスの基礎を知らなくても読めるように構成」とあったが、実際には先にバイオインフォマティクスアルゴリズムに関する本を読んでからの方が効果的だと感じた。初めてみる用語などに困惑しつつ読み進めたために意外と時間がかかった。

タンパク質機能解析のためのバイオインフォマティクス (KS生命科学専門書)

タンパク質機能解析のためのバイオインフォマティクス (KS生命科学専門書)