Cell B.E. クラスタの「はうとぅー」サイトがありました

昔、私もやっていたCell B.E.のクラスタについて「はうとぅー」を書いたサイトがありました。2007年にPS3×8台構成のクラスタを発表していたMITのGaurav Khanna先生のグループのようです。追試を行い方にはさんこうになるのではないでしょうか?実際にクラスタとして運用するためには各ノードで不要サービスをとめたり、Cell SDKとMPIのビルドに必用な開発ライブラリをインストールする必用があったかと記憶しています。実用性を考慮するとマスターとしてPS3でないPCサーバーを立てる方がストレスフリーにシステムが使えるかと思います。ローカル環境で使う場合、TVに出力もできますがHDMIでディスプレイに出力は必須かと思います。起動時のオプションで文字の画面解像度を変更してやらないと字が滲んで、コンソールでは特につらいかとおもいます。GUIだと画面領域がせまいなどの弊害がでます。結局、インストール後はSSHクライアントを通じてリモートで使うのが得策で、あるべき姿かと思いますが、たまにどこかのホストでNFSNISのサービスが起動していなかったりして、落ちたホストを探すのにリモート接続だと面倒なことも。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=08/12/21/0638234
http://www.ps3cluster.org/index.html

Fedoraのインストールまでに関しては日本語ではFIXSTARSのサイトの方が何かと丁寧です。アップデートもそこそこの頻度で行われています。UbuntuやYellow Dogなどでもほぼ同じかと思います。実際に前出の3ディストリ間でCellクラスタの構成を試した時は正常に動作していたので問題無いはずです。
http://cell.fixstars.com/ps3linux/index.php/メインページ

今後、PC Cluster「OpenMP, MPI」、 Cell B.E. Cluster「Cellプログラミング, MPI」、 GPU 「CUDA」をOpenCLでつなげるようになるのでしょうか。